mirokuです。
あなたは、チャートが滝のように急落した時、どんな感情を抱きますか?
「怖い」と感じてフリーズしてしまうでしょうか。
それとも、「安く買えるチャンスだ」と興奮して、マウスに手をかけるでしょうか。
今回の記事は、そんな「ナイアガラ相場」における、生死を分ける分岐点についての話です。
2026年1月7日。
仙台のワークスペースでチャートを監視していた私は、ある急落局面に遭遇しました。
多くのトレーダーが「そろそろ反発するだろう」という『値ごろ感』で買い向かい、そして焼かれていく。
そんな中、私はある「違和感」を感じてエントリーを見送りました。
その直後、相場はさらに一段、底を掘ったのです。
私が何を見て「待て」と判断し、その後の本当の反発で何を見て「行ける」と確信したのか。
その答えは、ローソク足の形ではなく、もっと内側にある「ティックの呼吸」にありました。
その「安い」は誰が決めたのか?(値ごろ感の罠)
相場において最も危険な感情の一つ。
それが「値ごろ感」です。
「これだけ下げたのだから、もう下落余地はないだろう」
「RSIが売られすぎゾーンに張り付いているから、そろそろ戻るはずだ」
私たちは無意識のうちに、相場に対して自分の都合の良い「限界点」を引いてしまいます。
しかし、相場という巨大なエネルギーの塊にとって、個人の「もうそろそろ」という感覚など、木の葉一枚ほどの重みもありません。
落下するナイフを素手で掴みに行くようなトレードは、勇気ではなく無謀です。
私が開発した『Wall Alert』も、逆張りポイントを示唆するツールですが、アラートが鳴ったからといって思考停止で逆張りすることを推奨してはいません。
アラートはあくまで「観測開始の合図」。
そこから何を見るかが、トレーダーとしての腕の見せ所なのです。
私がモニター越しに感じた「0.5秒の違和感」
動画の中で、一度目の反発ポイントらしき場面が訪れます。
形だけ見れば、綺麗な下ヒゲをつけたダブルボトムになりそうでした。
しかし、私はそこでエントリーしませんでした。
なぜなら、ティックの動きが「重かった」からです。
言葉にするのは難しいのですが、売りと買いがぶつかり合って、価格が泥沼でもがいているような、そんな「モジモジした感覚」がありました。
プライスアクションを探究していくと、こうした「違和感」が言語化できないレベルで手に伝わってくるようになります。
「なんか、嫌な感じがする」
この直感こそが、過去数万回の観測から脳が導き出した、スーパーコンピュータ並みの演算結果なのです。
結果として、その「重い」波形は崩れ、価格はもう一段下落しました。
もしあそこで入っていたら、確実に損切りさせられていたでしょう。
勝負を決めるのは「シュッとした」戻り速度
では、本当の反発(エントリーポイント)はどこだったのか。
それは、最安値を更新した直後に訪れました。
価格がドンと下がった瞬間、まるでゴムまりが壁に当たって跳ね返るように、鋭く、速く、価格が戻ってきたのです。
動画内でも言及していますが、私はこれを「シュッとした戻り」と表現しています。
物理法則のようなものです。
強い落下エネルギーが、固い岩盤(市場の強い買い注文)にぶつかれば、その反作用で強い反発エネルギーが生まれます。
この時、迷いはありません。
一瞬で価格が戻る。
この「速度」こそが、そこに本物の需要(買い手)がいることの証明です。
迷いながらジリジリ上がるのではなく、恐怖心を抱く隙も与えずに「シュッ」と戻る。
この波形を確認した時、私の指は自然とエントリーボタンを押していました。
観測はやがて、直感になる
「1分足の確定を待ってから」と教科書には書いてあるかもしれません。
しかし、バイナリーオプションや短期FXの世界では、その「待っている時間」に優位性が消滅してしまうことも多々あります。
だからこそ、私たちはローソク足の内側にある「ティックの動き」を観測し続ける必要があります。
最初は何も見えないかもしれません。
ただの不規則な値動きに見えるでしょう。
ですが、毎日同じ条件、同じインジケーター(Wall Alertなど)で定点観測を続けていれば、必ず「あ、今の動き知ってる」という瞬間が訪れます。
それが、あなたのトレードスキルが一段階進化した証です。
ツールに頼り切るのではなく、ツールを使い倒して、あなた自身の「観測眼」を磨いてください。
相場という海原で、共に生き残り、探究を続けましょう。


